「宿題の前に、まずゲーム」。気づけば時間が過ぎて、また今日も勉強は後回し——。もうすぐ夏休みという時期は、この「ゲームばかりで勉強しない」というお悩みがぐっと増えます。頭ごなしに取り上げても、なかなかうまくいかないのがむずかしいところ。ここでは、叱る前にできる声かけと、家庭でのルールづくりのヒントを親目線でまとめました。
まず知っておきたい「ゲームがやめられない」の理由
ゲームは、達成感やごほうびがすぐに返ってくるように作られています。だから子どもがのめり込むのは、意志が弱いからというより、そういう仕組みに素直に反応しているから、と考えると気持ちがすこし楽になります。「悪いこと」と決めつけるより、「魅力が強いものなんだ」と前提を置くと、対応を落ち着いて考えやすくなります。
叱る前に試したい、声かけの言い換え
「いつまでやってるの!」とつい言いたくなりますが、命令や否定は反発を生みやすいものです。たとえば「あと何分でキリがつきそう?」と本人に見通しを聞いてみる。「終わったら何からやる?」と次の行動を一緒に決める。こうした問いかけは、子ども自身に切り替えを考えさせるきっかけになります。うまくいかない日があっても、それは自然なこと。少しずつで大丈夫です。
家庭のルールは「一緒に決める」と続きやすい
親が一方的に決めたルールは、守らされている感覚になりがちです。「平日は何時まで」「宿題が終わってから」など、子どもと相談しながら決めると、本人の納得感が生まれ、続きやすくなると言われます。決めたルールは紙に書いて見える場所に貼っておくと、親子どちらも確認しやすくなります。破ってしまったときも、責めるより「どうすればできそう?」と一緒に見直す姿勢が、次につながります。
「勉強のほう」も、始めるハードルを下げる
ゲームを減らすだけでなく、勉強の側の入り口を軽くしておくことも大切です。「まず一問だけ」「五分だけ」と、始めやすい小さな単位にしておくと、腰が上がりやすくなります。終わったら好きなことをする、という順番が定着すると、切り替えのリズムもつくりやすくなります。関連して、宿題に取りかからない時の最初の一歩や、明日の準備を自分でできる仕組みもあわせて読むとヒントになります。
夏休み前に、ゆるく整えておく
長い休みに入ると生活リズムもゲーム時間も乱れやすくなります。完璧を目指すとお互いしんどくなるので、「これだけは」という最低限のラインだけ先に家族で共有しておくのがおすすめです。ゲームは敵ではなく、付き合い方を学ぶ対象。親も気負いすぎず、うまくいかない日はまた翌日から、くらいの気持ちで向き合っていけるといいですね(お子さんによって合う方法は異なります)。


