タブレット教材を入れたあとで、「紙のドリルはもうやらなくていいの?」と迷ったことはありませんか。わが家も同じところで止まりました。結論から書くと、やめるかどうかではなく、学年によって比率を変えるのがいちばん現実的でした。この記事では低学年・中学年・高学年で、どちらをどれくらいにするかを整理します。
なぜ「どちらか一方」にすると続かないのか
タブレット教材の強みは、丸つけが自動で終わることと、つまずいた単元へ自動で戻してくれることです。親が採点にかける時間がまるごと消えるので、夏休みのように毎日ある期間ほど効きます。
いっぽう紙のドリルの強みは、書く量と、書いた跡が残ることにあります。式のどこで間違えたかは、消しゴムで消していない紙のほうが見つけやすい。子どもがどこで手が止まったかも、余白の落書きでだいたい分かります。
つまり両者は同じ機能の代わりではなく、「進める道具」と「見える化する道具」です。片方だけにすると、どちらかの役割が家庭から抜けます。
学年別・ちょうどいい併用比率の目安
あくまで我が家と、周りの家庭に聞いた範囲での目安です。お子さんの性格でずれるので、比率そのものより「なぜその比率か」を見てください。
| 学年 | タブレット : 紙 | 紙に残す役割 |
|---|---|---|
| 低学年(1〜2年) | 3 : 7 | 鉛筆の運びと数字の形。まず手を動かす量を確保する |
| 中学年(3〜4年) | 5 : 5 | 筆算とわり算の途中式。手順を書き切る練習 |
| 高学年(5〜6年) | 7 : 3 | 間違い直しノートだけ紙。量より分析へ |
学年が上がるほどタブレット寄りにするのは、扱う単元が増えて「どこでつまずいたか」を親が把握しきれなくなるからです。逆に低学年で先にタブレット中心にすると、書く量が足りずに字が崩れやすいという声をよく聞きます。個人差があります。
低学年|紙を主役にして、タブレットは「ごほうび側」に置く
1日の形
紙のドリルを1〜2枚やってから、タブレットを10分。順番を逆にすると紙に戻ってこられなくなる、というのが我が家の失敗でした。
選ぶドリル
1日1枚で終わる薄いものを選びます。分厚い1冊より、終わったことが目に見えるほうが続きます。ドリルが続かないときの5つのコツも合わせてどうぞ。
中学年|半々にして、間違えた単元だけタブレットへ戻す
3〜4年生は、わり算・分数・面積と、つまずきどころが一気に増える時期です。ここで有効なのが「紙で解く→間違えた単元だけタブレットで戻る」という流れです。全部をタブレットでやり直すと時間がかかりすぎます。
戻り学習の考え方は夏休み後半のリセットにも書きました。長期休みは、この「戻る」がいちばんやりやすい時期です。
高学年|タブレット中心にして、紙は「間違い直し」だけ残す
5〜6年になると、学習量そのものよりどこを間違えたかの管理が効いてきます。タブレット教材の履歴は、この管理を親の代わりにやってくれます。
そのうえで、紙に残すのは間違い直しだけで十分でした。ノートを1冊決めて、間違えた問題だけを書き写す。ページ数が少ないので、子どもも嫌がりにくいです。
教材そのものを選び直す段階なら、料金と対応学年をまとめた小学生のタブレット学習5社の比較から見てください。資料請求はどこも無料なので、気になる2社を取り寄せて教材の中身を見比べるのがいちばん早いです。
比率を変えるタイミングは「学年」より「様子」
表では学年で区切りましたが、実際に切り替える合図は次の3つでした。
- 紙のドリルで、同じ単元を2回続けて間違えた(タブレット比率を上げる)
- タブレットで正解率は高いのに、テストで点が取れない(紙比率を上げる)
- 途中式を書かずに答えだけ書くようになった(紙比率を上げる)
2つめと3つめは、どちらも「書く工程が抜けている」サインです。学年に関係なく起きます。
タブレットか紙かで悩む時間より、比率を決めて2週間続けて、様子で動かすほうが早く落ち着きます。低学年は紙を厚め、高学年はタブレットを厚め。迷ったら半々から始めて構いません。
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