学年が上がったら通信教材は替えるべきか|低・中・高学年で「合う型」が変わる理由と、3つの型の比べ方

学年別に通信教材の型を比べる記事のアイキャッチ 年齢別ガイド

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低学年のときにあれだけ喜んでやっていた教材を、三年生になったとたんに開かなくなった——という話を、まわりでよく聞きます。わが家でも同じことが起きました。子どもが飽きたのではなく、教材の型と学年が合わなくなっただけというケースがかなりあります。この記事では、通信教材を三つの型に分けて、低学年・中学年・高学年でどの型が向くのかを比べます。替えるべきか、足すべきか、そのままでいいのかまで整理しました。

この記事でわかること

  • 通信教材を「型」で分けると何が見えるか(三つの型)
  • 低・中・高学年で、どの型が向きやすいか
  • 替える・足す・そのまま、をどう判断するか

学年が上がると「合わなくなる」のはなぜか

低学年の家庭学習でいちばん難しいのは、机に向かうこと自体です。だから教材の側も、キャラクターやごほうび、短時間で終わる設計で「始めさせる」ことに力を入れています。ここは仕掛けが多いほど効きます。

ところが中学年になると、内容そのものが急に難しくなります。分数、割合、都道府県、理科の実験。始められるかどうかより、わからないところで止まったときに誰が説明するかが問題になります。仕掛けだけでは越えられません。

そして高学年では、単元のつまずきが一年前に埋まっていることが増えます。今日の範囲を進めるより、どこまで戻るかを自分で決められることが効いてきます。つまり、必要なものが学年ごとに入れ替わっている。教材が悪くなったのではありません。

通信教材を三つの型に分ける

強いところ弱いところ
①映像授業型わからない単元を何度でも聞き直せる。学年をまたいで戻れる受け身になりやすく、低学年には長い
②タブレット一体型採点と出題が自動。続ける仕掛けが強い専用端末の費用が要る。範囲は学年に固定されがち
③紙のドリル+親の伴走安い。書く量を自由に調整できる丸つけと進度管理を親が担う

この三つは優劣ではなく役割の違いです。同じ子でも、学年が変わると向く型が変わります。以下、学年ごとに見ていきます。

低学年(一〜二年生)は②か③

この時期は「毎日ひらく」を作るのが最優先です。採点が自動で、終わったことが目に見える②は相性がいい。予算を抑えるなら③でも十分で、量が少ないぶん親の丸つけも数分で終わります。①の映像授業は、一本の長さが低学年の集中時間を超えやすいので後回しでかまいません。

中学年(三〜四年生)は②+①、または③+①

つまずきが出はじめる学年です。ここで効くのは「わからないところだけ、もう一度説明してもらえる」という機能でした。わが家は③を続けたまま①を足す形にして、分数のところだけ動画を見せました。教材をまるごと替えるより安く済みます。

高学年(五〜六年生)は①が中心になりやすい

五年生の割合や単位量あたりは、四年生の内容が残っていると解けません。学年をまたいで自由に戻れるかどうかがここで効いてきます。学年に固定された教材だと、戻りたいところに戻れずに止まります。映像授業型はこの点がいちばん強い型です。

替えるか、足すか、そのままか

  • そのまま=毎日ひらけていて、丸つけで詰まっていないなら替えません。動いているものを止める必要はありません。
  • 足す=ひらけてはいるが特定の単元で止まる。このときは教材を替えず、止まった単元だけ説明してくれるものを足すのがいちばん安く済みます。
  • 替える=そもそもひらかない、または戻りたい学年に戻れない。ここまで来たら型ごと替えたほうが早いです。

順番としては「そのまま→足す→替える」で考えると、余計な出費が出ません。いきなり替えると、続いていた部分まで一緒に失うことがあります

それぞれの型を試してみる

①映像授業型は、学年に縛られず戻れることと、一か月あたりの負担が軽いことが持ち味です。中学年で単元を足したいとき、高学年で戻り学習をしたいときの両方に使えます。無料体験の期間があるので、止まっている単元を一つ決めて、その回だけ見せてみるのが判断としては早いです。

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↑ 見せる単元をあらかじめ決めてから始めると、合う・合わないの判断が一回で済みます。

②タブレット一体型は、低学年で「毎日ひらく」を作りたいとき、または親の丸つけ時間を減らしたいときに向きます。専用端末の費用と継続期間の条件があるので、そこだけ先に確認してください。

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③紙のドリル中心で続けるなら、教材そのものを替える必要はありません。かわりに一回の終わりを目に見える形にすると、量を増やさずに集中が続きます。残り時間が色の面積で減るタイマーは、低学年ほどよく効きました。

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替えると決めたときの三ステップ

  1. 止まっている単元を一つ書き出す。教材選びではなく、まずここを特定します。
  2. その単元を、候補の教材で実際にやらせる。無料体験や資料の見本ページで足ります。
  3. 今の教材をすぐ解約しない。二週間は並走させて、ひらく回数が増えたかどうかで決めます。

他社もまとめて見比べたい場合は、先に全体像をつかんでから一社にしぼるほうが迷いません。

替えるかどうかより、どこで止まっているか

教材の相談を受けるとき、私はいつも「どの単元で止まっていますか」から聞くようにしています。そこが言えるなら、たいてい替えなくても足すだけで足ります。言えないときは、まず一週間だけ横について、止まる場所を見つけるほうが先です。

学年が上がったから替える、ではなく、止まる場所が変わったから型を合わせ直す。この順で考えると、費用も気持ちもかなり軽くなります。

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