二学期の個人面談、何を聞けばいい?|低・中・高学年べつ、15分で持ち帰る3つと、その日に決める家の一手

二学期の個人面談、十五分で何を聞くか(低・中・高学年べつ) 年齢別ガイド

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十月に入ると、二学期の個人面談(学校によっては保護者会や教育相談と呼ばれます)の案内が配られます。日程の希望を書いて出す紙が、連絡袋から出てくる時期です。時間は10分から15分、長くても20分というのが一般的で、あいさつと近況の話で半分が終わってしまうこともあります。

短いからこそ、何を聞くかを決めていくと持ち帰れるものが変わります。この記事では、面談の前の晩に用意する紙一枚と、低学年・中学年・高学年で聞いておくと後から効くこと、そして面談の日のうちに家で決める「一手」を整理します。全部やる必要はありません。合いそうなところだけ持ち帰ってください。

二学期の面談だけ、聞く準備をしておく理由

一学期の面談は、先生も子どもも、まだお互いを見ている途中です。二学期になると、学級の中での役割や、つまずいている単元がはっきりしてきます。つまり二学期の面談は、先生が具体的な話をできる最初の機会になりやすいということです。

もうひとつは、次の区切りまでが遠いことです。ここで何も決めずに帰ると、次にまとまった話ができるのは学年末になります。三学期の途中で気づいて動くより、十月から十一月のうちに一つだけ手を打っておくほうが、家の負担も小さくて済みます。

通知表を受け取ったあとの読み方は一学期の通知表の見方・活かし方にまとめています。面談は、そこで気になった観点を口で確かめられる場でもあります。

面談の前の晩に、紙を一枚だけ用意する

用意するのは、家にあるノートの1ページで十分です。上から三つに区切って書きます。

1. 聞きたいことを三つだけ書く

五つ書くと、たいてい二つしか聞けません。三つに絞ると順番も自然に決まります。いちばん聞きたいものを先頭に置いてください。時間が押しても、一つ目だけは必ず聞けます。

2. 家での様子を、一行ずつ書く

「宿題は7時ごろから始める」「音読は嫌がる日がある」のように、時刻や頻度がついた形で書くと、先生の話とかみ合いやすくなります。学校での様子と家での様子が食い違うこと自体はよくあることなので、違っていても心配しすぎなくて大丈夫です。

3. 下半分は空けておく

先生から出てきた言葉を、そのまま書き取るための余白です。あとで家族に説明するとき、要約よりも原文のほうが役に立ちます。

学年べつ、聞いておくと後から効くこと

低学年(1・2年生)

低学年は、学習の内容よりも「困ったときにどうしているか」を聞いておくと後が楽です。授業中に分からなくなったとき、どうやって先生に伝えているか。忘れ物が多いとしたら、それは用意のしかたの問題なのか、連絡帳を書く時間が足りていないのか。前の日の持ち物の整え方は忘れ物が多い子へ|前の日の夜に一分で終わる持ち物チェックで詳しく書きました。

この時期は、字のていねいさや姿勢の話も出やすいところです。指摘されても、直す期限を親が勝手に決めなくて大丈夫です。「いつごろまでに、どのくらいになっていればよさそうか」を先生に聞いておくと、家での声かけが穏やかになります。

中学年(3・4年生)

中学年は、教科ごとの差が見えはじめる時期です。「どの教科が苦手か」ではなく「どの単元でつまずいたか」を聞いてください。単元の名前が分かると、家でさかのぼる範囲が決まります。漢字や計算のように積み上がるものは、戻る場所さえ分かれば短い時間で追いつけることもあります。

算数で式が立たない様子があるときは、計算そのものではなく、問題文の読み取りで止まっていることもあります。見分け方は計算はできるのに文章題で手が止まる子へに書きました。

高学年(5・6年生)

高学年は、本人の前では言いにくいことも増えます。家庭学習の量や中学に向けた話は、先に「今のままで足りていそうですか」と一言で聞くと、先生も答えやすいようです。答えが「足りている」でも、その根拠(提出物か、授業中の様子か、テストか)まで聞いておくと、家で無駄に量を増やさずに済みます。

教材を足すかどうかで迷っているなら、面談で出た単元名を持ち帰ってから比べるほうが選びやすくなります。各社の違いは小学生のタブレット学習5社を比較で整理しています。

15分で持ち帰りたい三つ

どの学年でも、次の三つがそろっていれば、その面談は十分だと考えています。

一つ目は、いま困っていることの具体名です。「集中が続かない」ではなく「3時間目の算数で手が止まる」のように、場面のついた形で受け取ります。二つ目は、学校が家庭に望んでいることです。「家では何もしなくて大丈夫です」と言われることもあり、それも大事な情報です。三つ目は、次に様子を聞くタイミングです。「年明けにまた」と決めておくだけで、気になるたびに連絡帳を書かずに済みます。

その日のうちに、家の一手を一つだけ決める

面談のあとに家庭のやることが増えすぎて、二週間で止まってしまうのはよくある流れです。決めるのは一つだけにしてください。翌日から始められて、一週間でやめられる大きさが目安です。

「取りかかるまでに時間がかかる」と言われた場合は、声をかける回数を増やすよりも、始めた時刻が記録に残る形にするほうが、家の中の言い合いが減ることがあります。取りかかりの整え方そのものは宿題に取りかからない子への「最初の一歩」にまとめました。

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「ノートが追いつかない」「字が枠から出てしまう」という話が出たときは、書く力の前に紙の側を見てみる手もあります。罫線の中に点が入っているノートは、書き出す位置と行の高さが決めやすく、表や筆算も崩れにくくなります。学校で指定の罫線がある場合は、そちらを優先してください。

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どちらも、合う合わないには個人差があります。嫌がるようなら、無理に続けないでください。

やらなくていいこと

三つあります。ひとつめは、言われたことを全部その週のうちに始めること。二つ以上を同時に変えると、どれが効いたのかも分からなくなります。ふたつめは、面談の内容をその日のうちに子どもへ全部伝えること。よかった話だけ先に渡して、直す話は翌日に回すくらいで十分です。みっつめは、他の家庭の面談の様子と比べることです。先生が話す順番は、学級の事情や時間割でも変わります。

個人面談は、評価を受け取る場というより、家と学校で見えているものを一度そろえる場です。十五分で全部は話せませんが、具体名を一つ持ち帰れれば、その学期はそれで十分だと思います。

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